言い方がきつい彼氏と付き合っているのは、精神的に辛いですよね。
よく、
- 「辛い」という字に一本足したら「幸せ」なんだからがんばろう
- あなたに対して言い方がきついのは、あなたが彼を「受け止めてくれる存在」だからなの
- 何でも言い合える関係で自然体でいられるからだよ
なんて言われることがあります。
そう言われると、「言い方がきついからって別れるのって変なのかな…?」って悩んだりしますよね。
そんなあなたにズバリ答えを教えます。
言い方がきつい彼氏と別れる方があなたのためになります。
また、「言い方がきついから別れたい」と、理由は伝えるべきではありません。
彼氏の言い方がきつい心理とか理由が知りたい方はこちらからどうぞ
>>言い方がきつい彼氏の心理とは?
「言い方がきついから彼氏と別れる」ってアリ?
「言い方がきつい」というのは彼氏と別れるというのは大いにアリです。
人間は、社会的生物と言われるくらい、他の生物に比べてコミュニケーションが発達していますよね。
つまり、人間社会においては言葉によるコミュニケーションが他の動物と比べても重要な要素なんです。
だから、「言い方がきついのが肌に合わない」というのは、思っている以上に人間が生きていくうえで大事なこと。
別れる理由として十分成立するのです。
言い方がきつい彼氏と別れる方がいい理由って?
私が、「言い方がきつい彼氏とは別れた方がいい」と考えられる理由は、このままでは「幸せになれないから」です。
理由は3つあります。
- 「何でも言える相手=何でも言って良い相手」じゃないから
- 無意識に相手を傷つける人はこれから先、もっとあなたを傷つけるから
- あなたが萎縮しつづけて、あなた本来の自分らしさを出せなくなるから
「何でも言える相手=何でも言って良い相手」じゃないから
よく「何でも言い合える関係って素敵」だなんて言いますよね。
でも、何でも言い合える関係って何でも言っていい関係とは違うんです。
本来、何でも言い合える関係というのは、
- 気持ちを共有しあえる関係
- 相手の意見や気持ちを尊重しあえる関係
- 人に言いづらい好みやこだわりもサラッと共有できる関係
のはずです。
たとえば、日常的な食べ物の好みとか、映画やアニメなどの好み、ときには、少し人には言いにくいような”性的な好み”ですらサラッと共有できるのが、「何でも言い合える関係」でしょう。
共有と言っても、必ずしも同じように感じる必要はありません。
それは「好みを相手に強要する」ことになってしまいます。
例えるなら、サラリとした肌触りのような関係と言えばいいでしょうか。
いわば、想いが行き来する関係性なんです。
そんな関係性と作れているなら、結果として嘘や隠し事が無くなっていくはずです。
だから理想的なのです。
一方、「何でも言っていい関係」とは、相手の気持ちを考えることなく、自分の想いや、感情をぶつける行為です。
これは、明らかに想いが一方通行です。
受け止める側のあなたにとっては、負担でしかありません。
無意識に相手を傷つける人はこれから先、もっとあなたを傷つけるから
仮にこういった言動が無意識にされてきたとしたら、彼はこれから先の人生でもっとあなたを傷つけます。
あなたの人生にとって、それが良い結果を生むと思えますか?
もしも、今、「でも今は好きだし…」と現実に目をつぶって、付き合い続けて結婚する未来を想像してみてください。
いつかそれが辛くなって、我慢できなくなって、離婚するという結末を迎えるかもしれません。
そうなったときには、あなたはいくつになっているでしょうか?
もし子どもがいたりしたら、あなたのそれからはどうなってしまうのでしょうか?
そんな人が子どもにどんな影響を与えるでしょうか?
あわせて読みたい
>>言い方がきつい人は育ちの悪さが7割。残りの3割は?
あなたが萎縮しつづけて、あなた本来の自分らしさを出せなくなるから
たとえば、あなたが彼と結婚して、子どもも生まれて…という未来を迎えたとして。
どうにかうまくやっていけたとして。
あなたが想像する自分自身の姿はどんなものでしょうか。
夫の言動にいちいちビクビクしてませんか?
なにかと萎縮していませんか?
そうなってしまうと、自分を抑圧してあなたらしさが出せなくなっているかもしれません。
もしそうなったなら、それは幸せとは呼べないかもしれません。
別れるなら「言い方がきついから」と彼氏に伝えるべき?
もし、あなたが今の彼氏と別れるとしても、「言い方がきついから別れたい」と理由は伝えるべきではありません。
なぜなら、それを伝えることによるメリットが一つもないからです。
別れるとき彼氏に「言い方がきつい」と伝えたいのはなぜ?
彼氏に「言い方がきつい」と伝えたいという気持ちは、
- 彼氏に自分の苦しみをわからせたい
- ホントは改善してほしかったのに
- 最後に一矢報いたい
という想いから来ているんじゃないでしょうか?
いままで溜まってきた憤懣(発散させ切れず心にわだかまる怒り)をぶつけたいですよね。
その気持ちはわかります。
だけど、ぶつけたところで、メリットが一つもありません。
なぜ別れるときに気持ちをぶつけることにメリットがない?
別れるときに今までの想いをぶつけることにメリットはありません。
なぜなら、
- 彼はきっと変わらないし、
- 変わったとしても、意味はないし、
- むしろ言い合いになって激しいケンカになるだけ
だからです。
つまり、あなたにとってのメリットは一つもないわけです。
もし、仮に彼氏に伝えて、改善したらまだ付き合おうと思っているなら話は別ですが。
とはいえ、そんな選択をとっても、結局また同じことになるでしょう。
憤懣をぶつけずに別れるためのテクニックは?
でも、今までの憤懣を相手にぶつけずに別れるのってなんだか損した気持ちになるのも事実です。
でも大丈夫。憤懣をぶつけずに別れるためのテクニックがあります。
それは、彼氏への想いを手紙に書くことです。
ここで大事なことは、それを決して相手に渡さないことです。
実はアメリカ大統領のリンカーンにこんなエピソードが残っています。
リンカーンの手紙
南北戦争のさなか、ゲティスバーグの戦いで、リンカーン率いる北軍は劣勢をひっくり返し、南軍に勝利しました。
撤退していた南軍は大雨で河が氾濫し、足止めされてしまいます。
チャンスと見たリンカーンはミード将軍にすぐに追い打ちをかけるよう指示を出します。
しかし、ミード将軍は命令に背いて南軍を追撃しませんでした。
これを知ったリンカーンは激しく怒り、夜を徹して激しい罵詈雑言を浴びせる手紙を何枚もミード将軍に書きます。
こんな手紙を読まされたミード将軍はどんな気持ちになったのか?
もうお分かりでしょう。この手紙は出されなかったのです。
リンカーン本人が出すべきでないと思ったとも、妻が止めたからとも言われています。
しかし、手紙が出されなかったのは紛れもない事実です。
リンカーンは手紙に自分の憤懣を書くことで、気持ちを整理しました。
もし手紙が出されて、ミード将軍が読んでいたらどう感じたでしょう?
手紙で批判されたからといって、過去は変わりません。
出した本人はストレスが解消できますが、何も残らないのです。
もしも、伝えたい憤懣があるなら、手紙に書いてみることをおすすめします。