「この上司パワハラかも?」
そう思ったけど、じゃあどうすればいいかわからない…。
今回は、そんなあなたに向けて、「この上司、パワハラかも?」と思ったときに取るべき行動を5つ紹介していきます。
あわせて読みたい
>>言い方がきつい上司がパワハラかも?と思ったときに絶対にやってはいけないNG行動
>>言い方がきつい上司から見たパワハラされやすい人・されにくい人
言い方がきつい上司がパワハラかも?と思ったら取るべき5つの行動
言い方がきつい上司がパワハラかも?と思ったら取るべき行動は次の5つです。
基本的に、上から順に実施していくとよいでしょう。
- パワハラの要件に当たるのかチェック
- 記録を残す
- 心身の健康を守る
- 社内・社外の相談窓口に相談
- 転職や異動を視野に入れた行動を取る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
上司がパワハラと思ったら取るべき行動①
パワハラの要件に当たるのかチェック
パワハラかも?と思ったら、まずは、本当にパワハラなのかを冷静に分析して確認していきましょう。
自分自信のことはなかなかわかりづらいと思いますが、以下の記事で紹介する手順に従っていけば簡単にチェックできます。
>>きつい言い方ってパワハラになるんですか?言い方がきつい上司がパワハラかどうかチェック
たとえば、上司がやたらと威圧的な態度を取るとか、業務上明らかに不必要な指示を繰り返す場合はこの要件に当たる可能性があります。
パワハラかどうかを客観的に分析するのにも役立つので、次のセクションでも紹介するように日々の記録をとっておくとよいでしょう。
上司がパワハラと思ったら取るべき行動②
記録を残す
もしあなたの上司の言動がパワハラだと判定されたなら、日々のことを記録に取るようにしましょう。
方法としては次の通りです。
- いつどこで何をどんなふうに言われたかをメモする
- メールやチャットのスクショを保存する
- ボイスレコーダーに録音する
特にボイスレコーダーによる録音は客観性が担保されている記録なので、特によく用いられます。
実際、パワハラ訴訟の際に有利な証拠として扱われたケースもあるようです。
>>パワハラを録音するのは違法?こっそり秘密録音する方法も解説
スマホのボイスレコーダー機能を使ってもいいですが、できれば専用のものを買いましょう。
家電量販店でも売ってるような数千円のICレコーダーで十分です。
実際、私も昔、上司に呼ばれて叱責されるときにこっそり使っていたことがあります。
ポケットにスッポリ入ってしまっても、中でしっかり録音されていました。
もちろんポケットがもっこりと膨らんだりするようなこともないので心配いりませんよ。
どうしても心配な人は、このようなペン型のレコーダーにするとさらにバレにくくなるかもしれません。

上司がパワハラと思ったら取るべき行動③
心身の健康を守る
心身の健康を守ることも意識しましょう。
ハラスメントを受けて、心が消耗しているとき、自分へのケアがおろそかになりがちです。
心身の健康を守るために大事なのが、
- 睡眠
- 食事
- 運動
です。
心身の健康を守ることで、精神的に余裕を持てる状態を作っておきましょう。
上司がパワハラと思ったら取るべき行動④
社内・社外の相談窓口に相談
上司のハラスメントに悩んでいるなら、会社の相談窓口に相談すべきです。
社内規定や対応ルートを確認しましょう。
もし、あなたの会社がハラスメントの事実をもみ消すようなおそれがある場合は、都道府県労働局の総合労働相談コーナーに相談するとよいでしょう。
今となってはかなり少なくなりましたが、個人経営の中小企業ではもしかしたらあるかもしれません。
都道府県労働局の総合労働相談コーナーでは、プライバシーに配慮した相談対応をしてくれます。
職場のトラブルに関する相談や解決のための情報提供をしてくれます。
また、女性職員の有無についても下の図のように厚生労働省の総合労働相談コーナーのご案内ページで確認できます。

上司がパワハラと思ったら取るべき行動⑤
転職や異動を視野に入れた行動を取る
最後に忘れてはならない行動として、いつでも転職や異動を視野に入れた行動がとれるようにしておくことが重要です。
とはいえ、異動というのは会社の都合にもよるので、現実的には、転職を視野に入れておくといった方が適切です。
パワハラに遭うととてもつらいですよね。
そうは言っても、転職するとなると、負けた気がして逃げた気がして悔しいという気持ちがするのもわかります。
だけど、パワハラ上司はただ言い方がきついだけの人とはまた少し違うというのが、私の所感です。
パワハラする人からはできるだけ早く距離を取りましょう。
あなた自身の心身を守る行動として、間違いなく最も効果が高いです。