『正論だけど言い方がきつい人』こういう人は世の中にたくさんいます。
しかし、多くの人が勘違いしているのはこの「正論だけど」の部分に潜むワナです。
今回はその点について詳しく解説していきます。
正論だけど言い方がきつい人の特徴は?
正論だけど言い方がきつい人にはいったいどんな特徴があるのでしょうか?
正論だけど言い方がきつい人は、当サイト独自の分類では、委員長タイプに分けられます。
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では、正論だけど言い方がきついと言われるような人にはどんな特徴があるでしょうか?
- 言ってること自体は正しい
- カッとなって話し始めている
- 言ってる最中にヒートアップしてくる
- 本当は気持ちは優しい人なのに言い方で損している
- 相手の言い分は聞こうとしない
- 正論だけど言い方がきついと言うと逆ギレする
- 論破したいマウントしたい
- 想いは強い
といった感じです。
これらの人は、ルールを外れている人が許せないだから語調を強めて、ルールに従わせようとするというわけです。
なぜ正論だけど言い方がきつい人の話は受け入れられない?
ところが、不思議なことに正論だけど言い方がきつい人の話は受け入れがたいです。
それはなぜでしょうか?
答えは簡単で、人は感情でしか動かないからです。
たとえ正論だったとしても、相手を否定していることになります。
否定される=不愉快ですから、その人の言うことを聞きたくなくなるのです。
だって何かを指摘されていい気分の人なんてこの世の中に一人もいないですから。
わかりやすく言うと、正論だけど言い方がきつい人の話は壁に貼ってある「廊下は走らない」みたいな標語のようなものなのです。
つまり「正論だけど言い方がきつい人」の言うことを聞きたい人はいないということです。
相手が聞き入れてくれなければ、正論でもなんでもないのです。
正論だけど言い方がきつい人との付き合い方は?
きつい言い方をされるとなんか見下されている気がして腹が立ちますよね?
ところが、実はあなたはその言い方がきつい人より立派です。
なぜなら言われて腹がたつはずなのに、「正論だけど」と思えている時点でしっかり相手の意見を受け入れる準備ができているからです。
これはすごいことで、簡単なことじゃありません。
だからこそ、もう二度と言われなくてすむようにしていくことが重要です。
つまり、言い方がムカついても言ってる内容だけは素直に受け入れ改善してみるということです。
聞き流すとか、相手と距離を取るとか、そういった方法よりもシンプルに相手の言う内容のみを受け入れるのが最も正しい対処法なのです。
正論だけど言い方がきつい人は嫌われる!
もしあなたが、「自分は正論だけど言い方がきついんだよね」と思っている側の人の場合、今すぐ言い方を改めるべきです。
なぜなら、もし仮にあなたの主張が正論であったとしても、あなたは間違いなく嫌われるからです。
言い方がきつい人は、必ず嫌われます。
「正論だけど言い方がきつい」の直し方は?
でもじゃあ、言い方がきついのをどうやって直せば良い?という話になりますが、それには次の3つを意識すると効果的です。
- 正論を言ってるという考えを捨てる
- 声のトーンを上げる
- 相手を主体にして話す
正論を言ってるという考えを捨てる
まず重要なのが、自分は正論を言ってるという考えを捨てることです。
なぜなら、人は正しいことをしていると思うと、だんだん強気になってしまうからです。
たとえば、あおり運転をする人も同じで、自分は正しいという意識からあおり運転をしてしまいます。
どういうことかというと、
- 普通に運転していたのに割り込まれた
- 後ろからハイビームで照らされた
- 異常に急ブレーキをかけられた
- →だから相手が悪い!おれは正しい!
わからせるためにはあおるしかない!
と、こうなってしまうわけです。
つまり、「正論だけど言い方がきつい人」は、日常のコミュニケーションの中であおり運転をしてしまっているようなものなのです。
声のトーンを上げる
正論だけど言い方がきつい人のもう一つの特徴は、話すときの声のトーンが低いということです。
これは、
- 自分は正しいことを言ってる
- 相手を正してあげたい
- 冷静に指摘している
という意識からくるものです。
声のトーンは話す上で重要です。
楽しい話をしていると自然と声のトーンは上がり、説教などをしていると下がります。
逆に言うと、声のトーンを上げて説教するのはかなり難しいです。
言い方がきついと思っている人は、話をするときに、声のトーンを意識するようにしましょう。
相手を主体にして話す
正論だけど言い方がきつい人は先述のように、相手を正してあげたいという意識が強いです。
これはこれで良いのですが、相手がどう思うかを全く考えてないからよくないのです。
人間は、だれしもが指摘される=否定されていると感じます。
そして、自分を否定されるのは嫌な気分になります。
つまり、たとえ正論だったとしても言われた側は後味の悪さしか残らないわけです。
そこで大事なのが、相手を主体にして話す意識です。
要するに、相手が受け取りやすいボールを投げれるよう意識するということです。
どういうことかというと、言い方が優しい人は、意識せずとも、相手が答えやすいよう言葉を調整しているのに対し、言い方がきつい人は、自分が伝えたいことのみに執着して単に自分が言いたいことを言うだけということです。
言葉を発する前に、相手がどう受け取るか?を一度考えてみるとよいでしょう。