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言い方がきつい人への対処法と関わり方

言い方がきつい人のスピリチュアルな意味とは?人生を好転させる2つの方法

よく「人との出会いは自分を成長させてくれる」だなんて言います。

でも、毎日言い方がきつい人と接していると心がきつくなりますよね。

果たして「言い方がきつい人との出会い」はいったいどんなスピリチュアル的な意味を持つのでしょうか?

また、言い方がきつい人に対しては、どんな対処法をとればいいのでしょうか?

この記事を書いた私の祖父は実際にお寺の住職をしています。

小さい頃からいつも祖父の法話を聞いていた私が、祖父の話をもとにスピリチュアル的な観点からお話します。

結論から言うと、言い方がきつい人の言葉は受け取らず、よい言葉を与えることがあなたの人生を好転させるカギです。

言い方がきつい人との出会いが持つスピリチュアル的な意味は?

言い方がきつい人との出会いは次のような意味合いを持つことが多いと言われています。

  • 魂の学び・試練・自己成長のチャンス
  • 他人への愛情を知るチャンス
  • 負のエネルギーに負けないための訓練のチャンス

もうちょっと詳しく解説します。

魂の学び・試練・自己成長のチャンス

他人は自分の鏡です。

「人の振り見て我が振り直せ」ということわざは、相手の悪いところを見て、自分の悪いところに気づけということです。

つまり、その人と出会ったのは、今あなたにとって重要な成長のヒントがあるからだと言えます。

鏡を見て自分の悪いとこに気づくのはとても重要です。

例えば、あなたが朝起きたときに、寝グセがついていたとします。

どんな状態になっているかは、鏡を見れば一目瞭然ですよね。

それと同じで、あなた自身の悪いところはあなたには見えません。

だからこそ、他人があなたに気づかせるために”あえて”あなたの目の前に現れてくれているのです。

””鏡(かがみ)の中から我(が=自分)を取ると、神(かみ)になる””

そんな風に言われることもあります。

これは少し大げさに聞こえるかもしれません。

しかし、自分を見つめ直すことで、人は誰でも美しく変われるのです。

あなたが言い方がきつい人に出会ったのはそのチャンスなのかもしれませんよ。

他人への愛情を知るチャンス

言い方がきつい人と出会ったのは、愛を知るためのチャンスとも言えます。

この場合の「愛」には2つの側面があります。

  • 言い方がきつい人からあなたへの愛を知る
  • 言い方がきつい人を反面教師にして愛を知る

まず、①言い方がきつい人からあなたへの愛を知るについて解説します。

実のところ、言い方がきつい人はあなたが嫌いだからそういう言い方をしているワケではない可能性があります。

詳しくはこちらの記事で解説していますが、あなたに成長してほしいという想いを持っているかもしれません。
>>言い方がきつい人を「怖い」と感じるのはなぜ?適切な対処法とは?

つまり、その人が単に人に対する言い方に思いやりが欠けているだけに過ぎないのです。

次に②言い方がきつい人を反面教師にして愛を知るです。

これはそのままの意味で、その言い方がきつい人の言い方を見て、どうすれば他人にやさしい言い方ができるか?という学びにするということです。

さっきの内容と重なるところもありますが、きつい言い方というのは案外自分では気づきにくいところです。

それをあなたに教えることで、あなたが他人に対して愛のある言い方ができる人になれるようあなたの前に現れてくれているという考え方です。

負のエネルギーに負けないための訓練のチャンス

古くから日本には言霊という概念があり、言葉には強いエネルギーが宿るとされています。

きつい言い方とか、悪口は、強い負のエネルギーを放ちます。

これはもうどうしようもなく、負のエネルギーを発しています。

逆に、褒め言葉や、ポジティブな言葉はよい波動のエネルギーを発します。

なぜ言葉なんかにエネルギーが宿るのだと思いますか?

それは、言葉が音波だからです。

つまり言葉は空気の振動なのです。

悪い空気の振動があなたの身体を揺らしているのです。

わかりやすく解説しましょう。

水面に強い空気の振動を当てると、波紋が生じますよね?

これは水がその空気の振動に影響を受けて揺れているということです。

これを共振と言います。

そして、人間の身体のうち60%〜70%が水分であることは知っていますね?

悪い周波数の空気の振動が、あなたの身体の中の水分を揺らして、気持ちの悪い共振を起こしているということです。

対策・対処法についてはあとで解説します。

原始仏典に見る「言い方がきつい人とスピリチュアル」

日本は、神道と仏教の信徒が多い国です。

神道の信者数が8790万人、仏教が8390万人、キリスト教が190万人、その他が730万人と言われています。

その仏教の教えを説いた人は誰だったか覚えていますか?

そう、お釈迦様(おしゃかさま)です。

ブッダとも呼ばれます。

ちなみにブッダとは、「悟りを開いた人」を指す言葉で、お釈迦様一人を指すものではありません。
外部リンク>>仏陀(ブッダ)と釈迦の違い

そのお釈迦様の教えをまとめたものが原始仏典です。

原始仏典のなかには現代でも役に立つ教えがたくさんあります。

いくつか紹介しましょう。

原始仏典からのお釈迦様の教え

お釈迦様の教えには現在でも学びのあるものがたくさんあり、現在も多くの人を救っています。

例えば、こんなものがあります。

忍辱にんにくより忿怒を克服すべし。善により不善を克服すべし。施与によりて吝嗇者りんしょくしゃを克服すべし。真実によりて妄語者を〔克服すべし〕。

法句経 第223偈

これは「忍耐によって怒りに打ち克て。善によって悪に打ち克て。施しによってケチに打ち克て。真実によって嘘つきに打ち克て。」という意味です。

また、次のようなものもあります。

ただそしらるるのみの人、またはただ褒められるるのみの人は、〔過去にも〕なかりき、〔将来にも〕なかるべし、現在にもまたなし。

法句経 第228偈

こちらは、「ただ悪口を言われるだけの人、ただ褒められるだけの人は過去にも未来にもいない。だから現在にもいない」という意味です。

裏を返せば、誰でも悪口を言われることはあるということ。

固き(いわお)の風に揺るがざるが如く、賢者は毀誉の中に於て動かず。

法句経 第81偈

この偈の示すところは、大きな岩は風がふいてもまったく揺るがないのと同じように、けなされたり褒められたりするのに動じないのが賢者だということです。

人の悪口に動じるなということ?

ここでお伝えしたいのは、

『人に悪口を言われたり、きつい言い方をされても、いちいち動じずに耐え忍びましょう』

ということでしょうか?

実はそうではありません

寺の住職をしている私の祖父がこう言っていました。

『私たちは、仏様ではありません。悪口やきつい言い方にはどうしても動じてしまいます。だからこそ、自分に気付けるのです。』と。

つまり、誰かに何かを言われて傷ついたときにこそ、

  • 自分がどうして傷ついたのか
  • 自分は何を大切にしたいのか
  • 自分は人にどう接するべきか

ということに気づくチャンスでもあるということです。

言い方がきつい人との付き合い方をスピリチュアルに考える

きつい言い方をされると心にグサッときますよね。

たとえ悪口じゃないとしても、確実に心に傷を負います。

先程の法句経の一つにもあったように、悪口を言われない人はいません。

実はお釈迦様でさえも、悪口を言われることはあったそうです。

じゃあそんなときお釈迦様はどう対応したのでしょうか?

きつい言い方を”受け取らない”という考え方

寺の住職である私の祖父が、法要のときにこんな話をしました。

悪口やきつい言い方は受け取る必要はないという話です。

あるとき、お釈迦様のもとに、一人の男がやってきました。

男は、前からお釈迦様の教えに納得がいかなかった者でした。

そこで男はお釈迦様を何十分もの間、口汚くののしり続けました。

それをお釈迦様はお手を合わせてじっと聞いていたそうです。

激しく言い続け、疲れた男は、最後に「どうだまいったか!」と言い放ちました。

それに対してお釈迦様は男にこう尋ねました。

「あなたが家に客を招いて豪華な料理をご馳走しようとしたとします。
しかし、客はみんな都合が悪くなってしまい、誰も来られなくなりました。
さて、この料理は果たして誰のものでありましょうか?」

お釈迦様が何を言い始めたのかわからず困惑した男は答えます。

「そりゃ私が用意した料理で、誰も食べなかったのだとしたらその料理は私のものだ!」

そしてお釈迦様はこう言うのです。

『そのとおり。
では今、あなたは悪口を言ったようだが、私は受け取らなかった。
それではその悪口は誰のものとなりましょうか?

男はハッとして、自分の過ちに気づき、ついには改心してお釈迦様の弟子となったそうです。

相手にお布施をするという考え方

実は、悪口を「単に受け取らない」以上に効果的なことがあります。

それはお布施をすることです。

突然ですが、「お布施をする」というと、あなたはどんなことをイメージしますか?

  • 衣類を渡す
  • 食べ物を渡す
  • 金品を渡す

といったところじゃないでしょうか。

それも決して間違ってはいません。

しかし、これはあくまで布施の一面に過ぎないのです。

実は、仏教の布施には、大きく分けて3つあります。

種類内容具体例
財施(ざいせ)物を差し出すこと金品・食べ物・衣類など
法施(ほうせ)教えや知恵を与えること仏の教えを説くこと、優しい言葉、励ましをかけるなど
無畏施(むいせ)安心感を与えること悩みを聞いてあげる、そばにいる、安心させる

一般的にイメージされるお布施は、財施にあたります。

これからあなたにしてほしいのは、法施です。

もともと法施とは、仏の教えを説くことです。

しかし、相手に対して優しい言葉をかけることも法施になると考えます。

もっとシンプルにわかりやすく言えば、「相手を褒める」ことです。

要するに、言葉で相手に贈り物を贈るのです。

贈り物をされたら、贈り物を返したくなるのが人間です。

現代の心理学ではこれを「返報性の法則」とも呼びます。

つまり、あなたが言い方がきつい人を褒めることで、あなたへの対応が変わる可能性もあるということです。

でも、もし相手がその褒め言葉を受け取らなかったとしたら?

相手が受け取らずにあなたのもとに返ってきたとしても、大丈夫です。

褒め言葉は、美しいものなのですから。

言い方がきつい人への具体的な褒め方

「でもどんな褒め方をしたらいいかわからない…。」

そんな風に戸惑ってしまう人もいるかもしれませんね。

実は褒め方にはたった一つだけ、秘訣があります。

なんとそれは…、


適当な褒め方でよい


ということです。

びっくりするかもしれませんが、これは事実です。

たとえば、こんな感じの褒め言葉です。

  • 「部屋がきれいそう」
  • 「集中力ありますよね」
  • 「おしゃれですよね」

しかも本当のことじゃなくてもOKです。

もし、これも難しい人は、いわゆる「さしすせそ」でもOKです。

  • さ:さすがですね!
  • し:知らなかったです!
  • す:すごいですね!
  • せ:センスありますよね!
  • そ:そうなんですか!・尊敬します!

慣れてきたら、相手をよく見て、その人の長所を褒めてあげられるようになるといいですね。

相手を褒めることには、悪口とは違って、良い波動が宿ります。

よい言葉を発するあなたの波動が上がっていきます。

また、いつもよい波動を発していると、だんだんと回り回って、あなたのもとにもよい波動が返ってくるようになってきます。

私もきつい言い方をやめて、相手を褒めたり、励ましたりという良い波動を放つようになってから、人生が好転し始めたと実感しています。

ぜひとも試してみてください。

まとめ:言い方がきつい人とスピリチュアルの関係

今回は言い方がきつい人とスピリチュアルの関係をみてきました。

言い方がきつい人と出会うのには次のような意味がスピリチュアルなあると考えられます。

  • 魂の学び・試練・自己成長のチャンス
  • 他人への愛情を知るチャンス
  • 負のエネルギーに負けないための訓練のチャンス

そして、言い方がきつい人に対して、お釈迦様の教えをもとにして、対策を考えると、

  • 相手の言葉(悪口)は決して受け取らない
  • 相手を褒めて言葉の贈り物を贈る

ということをおすすめします。

言い方がきつい人と出会うのは、とてもしんどいです。

ですが、あなたがもっとすばらしい人に変わるチャンスでもあります。

無理をしない範囲で魂を成長させていきましょう。

人生に起こることには何事も意味があります。

あらゆることに感謝をして、あなた自身の成長の糧にしていけるようになれば、あなたはきっともっとすばらしい人になれると思います。

  • この記事を書いた人

一番ケ瀬 英治

はじめまして。当サイト管理人の「一番ケ瀬 英治(いちばかせ えいじ)」です。 私は「言い方がきつい」と言われたことが過去に何度もあります。思ったことを伝えただけなのに、誰かを傷つけてしまっていました。 そして同時に言い方きつい人に傷ついたことももちろんあります。 このサイトでは、そんな私が言い方がきつい人との付き合い方や、きつい言い方を治す方法などを丁寧にお伝えしていきます。

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